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Surface finishing & marking
表面処理・マーキング
不動態化処理 PAS11 Surface Treatment & Marking
表面処理・マーキング
PAS 不動態化処理は、ステンレス製容器やサニタリー継手などの表面に専用処理液を浸漬することで、強固な不動態皮膜(パッシベーション膜)を形成し、耐食性・耐久性を大幅に高める表面処理技術です。
バフ研磨や電解研磨後の最終仕上げとして採用することで、サビや腐食を抑え、美しい外観と長寿命を維持できます。
食品・医薬・化学・バイオ分野など、衛生性と高い耐食性が求められるステンレス製品に最適です。
不動態皮膜は、ステンレスに含まれているクロムと空気中の酸素が結合してステンレスの表層部にできるごく薄い皮膜です。
クロムリッチといわれる表層部の皮膜がステンレス表面の腐食を防いでいます。
逆にステンレスでも表層の不働態被膜が脆弱な状態になると腐食、いわゆるサビの原因となります。
不動態化処理とは別名パシベート処理、パシベーション処理等といわれます。
ステンレスの表層部に不動態皮膜を形成する処理です。
不動態化処理によって、ステンレスが本来持っている不動態皮膜を形成し直したり、更に強固にすることが可能です。
不動態化処理はいくつかの処理方法がありますが、弊社では浸漬処理が主な方法になります。
処理液に浸漬することで製品の表層に不動態皮膜を形成します。
●不動態化処理の工程パターン
1.バフ研磨+電解研磨+不動態化処理
2.バフ研磨+不動態化処理
3.機械加工品+不動態化処理
不動態化処理によって製品の耐食性を向上させます。
また、バフ研磨や電解研磨のように処理後の外観(光沢)や寸法、硬度に変化がありません。
製品形状にとらわれず、サニタリー配管やボトル類の処理に適しています。
対応可能のサイズ等ついては営業担当にご相談下さい。
不動態化処理と電解研磨の比較
処理方法 | 処理後の外観 | 耐食性 |
ヤケ取り効果 | 寸法変化 |
---|---|---|---|---|
不動態化 | 変わらず | ○ | × | なし |
電解研磨 | 光沢が増す | ○ | ○ | 数μm |
・不動態化処理の価格は、都度お見積です。
・不動態化処理仕様の特注容器等は、容器価格と合算してお見積いたします。
・納期日数は営業日換算の目安です。実際の納期は前後する場合があります。
・在庫容器に不動態化処理をする場合は、約2週間です。
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